生牡蠣×レモン×白ワインが美味しい理由。
牡蠣に含まれる「乳酸」と「コハク酸」は「温旨系有機酸」といい、
温かい温度で旨くなる性質があります。
でも生牡蠣は冷たくして食べるものなので、
「温旨系有機酸」を活かすことができません。
そこでレモンの出番です。生牡蠣にレモンをかけると「クエン酸」の働きで、
冷たいままでも美味しくなるのです。
それは「クエン酸」は冷やすと美味しくなる「冷旨系有機酸」で、
牡蠣に豊富に含まれるグリコーゲンが「冷旨系有機酸」によく合うからです。
白ワインには「リンゴ酸」と「酒石酸」という スッキリした「冷旨系有機酸」が
多く含まれており、 牡蠣にはこの酸がかけているため、レモンの「クエン酸」が
仲人役となり、絶妙なハーモニーとなるのです。
牡蠣と相性の良いワイン
TRY!! 牡蠣とワインの美味しい愉しみかた
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まずはワインを一口
お口に広がるワインの味わい、風味を愉しみます。
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牡蠣にレモンを搾って
レモンに含まれるクエン酸の効果で牡蠣の旨味が引き立ち、白ワインの酸味とも絶妙なバランスをとります。
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一口で召し上がれ
牡蠣の旨味、食感、のどごしをご堪能ください。
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再びワインを
口の中に牡蠣の風味が残っている間にワインをどうぞ。初めに飲んだ時と比べ余韻に変化が感じられます。
焼牡蠣や蒸牡蠣などの温かい牡蠣料理は、
赤ワインとの相性も○。
焼牡蠣や蒸牡赤ワインは白ワインより乳酸が多く、
牡蠣に含まれる「乳酸」「コハク酸」「グルコン酸」などは「温旨系有機酸」と呼ばれ
実は赤ワインと相性が良いといわれています。
日本料理などでよく使われている味噌や醤油、バターなどは赤ワインと相性のいい調味料としては代表的なものです。
それらを使用した牡蠣のバターソテーや、牡蠣のステーキ、牡蠣のワイン蒸しなどの、
温かい牡蠣料理と赤ワインとの相性もぜひお試しください。
